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証拠撮影用に特化した小型CCDカメラは、ここ数年の間に爆発的に販売され、多種多様な形状と性能のカメラが店頭に並ぶようになった。しかし、製品の種類が増えるのに伴ない、製品の価格と性能のバランスが釣り合わないいわゆる『粗悪品』が出回っているのも小型カメラの現状といえる。 そこで今回は、当店で取り扱いのあるカメラの中でも、特に性能と価格のバランスがよく、証拠撮影能力が他のカメラと比べて優れている『SVRシリーズ』と専用レコーダーの『PV-500』を特集したいと思う。 カメラ部は、あらゆるロケーションで使用できるように、日常の生活で比較的に見かける製品に偽装され、専用レコーダーの『PV-500』は、モバイルレコーダーでは非常に珍しい、撮影時の年・月・日・時・分・秒が動画ファイル上に同時に記録される(タイムジェネレート機能)。 上記に記載した、タイムジェネレート機能が『PV-500』に導入されたのには訳がある。他のモバイルレコーダーの開発コンセプトが、映像や音楽をアウトドアで使用するために開発されたのに対し、『PV-500』は某国警察機関が証拠録画用に開発させた製品であることが大きな理由となるだろう。 それでは、『SVRシリーズ』と『PV-500』で実際に撮影した画像を交えて、他の機器との比較をおこなっていきたいと思う。 |
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今回の比較に使用するのは、こちらの『PVR-H160』だ。 この『PVR-H160』は、60GBの大容量ハードディスクを搭載しているモバイルレコーダーで、動画の記録はもちろん、MP3プレイヤー機能やボイスレコーダー機能なども備わっている、多機能レコーダーだ。 最大の特徴は、なんといっても60GBの大容量ハードディスクを搭載している点だろう。 最高画質モード時でも最大で90時間の録画が可能となる。(連続は不可) 今回は、外部入力機能を用いて、CCDカメラの画像をダイレクト録画した時の検証であり、製品自体の総合能力を比較するものではないことを念頭においていただきたい。 |
| PV-500最高画質時(720×480) |
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| PV-500の最高画質時の映像だ。画像サイズが720×480のDVDフルサイズとなる為、モニター出力時の画像劣化が最小限に抑えることができる。 モバイルレコーダーの中でもこのサイズで録画できるレコーダーは少ない為、モニターでの再生を想定している場合、他のモバイルレコーダーよりも大きいサイズで出力される為、モニターでの再生を想定して使 用する場合有利となる。 又、画面上の特徴として、年・月・日・時・分・秒が表示されているのがわかると思う。これは、モバイルレコーダーの多くが、画像や音楽を屋外に持ち運ぶ為に開発されたのに対し、PV-500は証拠撮影に特化した設計となっている為である。 総じて高い能力を誇るが、本来はMPEG2の圧縮サイズの為か、画像が全体的にゆがんで見えるのが残念なところだ。 |
| PVR-H160最高画質時(640×480) |
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| PVR-H160の最高画質時の映像だ。画像サイズが640×480のVGAサイズとなる。PCでの閲覧に関しては、十分な画質が得られる画像サイズであり、原寸大でPCモニターでの閲覧に関しては、PV-500の最高画質時よりも若干綺麗に見えるかもしれない。しかし、フル画面再生やテレビ等で閲覧する場合、画像がぼやけてしまう。 しかしながら、モバイルレコーダーの中では大きいサイズでの録画が可能となる為、その他のモバイルレ コーダーと比較すればモニターでの閲覧にも十分対応しているだろう。 |
| PV-500最低画質(320×240) | |
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| いわゆるQVGAサイズでの撮影となるが、単純に原寸大のままで閲覧すれば、高画質モードよりも高画質に見えてしまうかも知れない。総じて画像サイズは小さいほうが粗が目立ちにくく、高画質に見えてしまうものである。 しかしながら、フル画面で画像を表示した場合、元の画像を無理やり引き伸ばしての表示となる為、【画像が小さい=引き伸ばしが大きい】となる為、画像の劣化は避けては通れない。 録画時間をどうしても長くしたい場合を除き、高画質モードでの録画を推奨する。 |
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| PVR-H160最低画質(320×240) | |
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| 画像サイズが変わらないだけあり、PV-500と画質を比較しても大きな差はない。 こちらもPV-500と同じように、テレビなどに出力して閲覧する場合、画像が引き伸ばされる為、余りオススメできない。 やはり録画時間が気にならないようならば、最高画質での録画を推奨する。 なお、PVR-H160には中間サイズとなる、480×320で記録するモードがある。 |
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こちらの画像は、PVR-H160に挿入されているサンプル画像だ。 カメラを接続して撮影した画像と比較して、画質が良い事がわかると思う。 これは、サンプル画像が別の機材でエンコード(圧縮)された画像であるのが、その理由となる。プレイヤーとしての機能とレコーダーとしての機能は別物である事がこの画像でわかると思う。 モバイルレコーダーの中には、このようにサンプル画像を入れている機種があるが、レコーダーとしての使用を想定している場合、サンプル画像の画質は参考にはならない。モバイルレコーダーを購入する際には注意していただきたい。 なお、こちらの画像は、640×480の画像を320×240に縮小している。 |
| 接続比較 | |
| SVR-41N+PV-500接続図 | SVR-41N+PVR-H160接続図 |
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| こちらは、SVR-41NとPV-500の接続図となる。 PV-500側からの電力供給が可能となる為、上記2製品があれば録画が可能となる。 他に必要なものといえば、記録メディアとして、SDカードが必要な事位だろう。 |
こちらは、SVR-41NとPVR-H160の接続図となる。 カメラ側(SVR-41N)に電源の供給が必要となる為、今回は新発売のリチウムイオンバッテリーの『DualVoltage50』を使用している。そのため、最低限必要な機材が、3製品必要となる。 又、カメラ側のケーブルがダイレクトに接続できるわけではないので、PVR-H160に付属されているAVケーブルとカメラ側のケーブルを接続する必要があり、全体的にごちゃごちゃしてしまう。 |
| 上記のように、本体側から電源が直接供給できる『PV-500』の方が必要となる製品が少ない為、配線がすっきりする。 小型カメラを購入される多くの方が、レジ周りの防犯(従業員の監視)や大事な商談の証拠撮影用として用いられる。その為、ケーブルが見えることによりカメラの存在が対象者にわかってしまう事を気にされる方が多い。 上記のことから、やはりカメラとレコーダーが直接接続できる、SVRシリーズとPV-500の組み合わせは、非常に使い勝手のいい組み合わせといえるだろう。
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PV-500が他のモバイルレコーダーよりも携帯しての撮影に優れている部分がもう一つある。 一般的に出回っているモバイルレコーダーは、充電池の交換ができず、電池切れを起こすと再充電しない限り使用できなくなる。 それに対し、『PV-500』は電池交換ができる設計となっており、電池切れを起こした際は充電池を交換するだけで撮影を続行することができる。 SVRシリーズと接続した場合、フル充電時で約60分の連続駆動が可能となる。別売で充電池単体の販売もしているので、予備で複数枚持ち運びながら撮影すれば、電池切れが原因による撮影の失敗を防ぐことができる。 又、1GBのSDカードを使用して約60分の録画が可能な為、SDカードと充電池の交換を同じタイミングでおこなえる。 なお、初期のセット内容の中に、充電池は2枚付属されている。別売品として単体での購入もできるので、撮影時間が特定できない場合は複数枚用意するのがいいだろう。 |
| ※PVR-H160を使用しての撮影時の注意事項を下記に記載する。 | |
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PVR-H160を使用しての撮影時に注意していただきたいことがある。 外部入力をおこなう際に、あらかじめカメラのセッティングをおこなってから録画モードに移行する必要がある。 録画モードにしてからカメラを接続すると、左記のように画像がモノクロになってしまう。 又、60GBの大容量ハードディスクを搭載しているが、4時間ごとに1ファイル形成され、録画が完全にストップしてしまう。再度録画するには、再び録画ボタンを操作する必要がある。 なお、電池寿命が、ビデオモード時で2時間となる為、電源が取れない場所での撮影の場合、2時間が連続撮影の限界となる。 ※動作に不安定な箇所がいくつか見られる製品の為、使用の際は細心の注意が必要。 |
| 総評:今回の検証は、最初に記載したとおり、外部入力機能を用いてダイレクト録画した場合の検証となる。 その観点からいくと、やはり『SVRシリーズ』を本体に直接接続でき、電源の供給も可能な『PV-500』の方が携帯性で勝り、撮影のやりやすさは『PV-500』の圧勝といえるだろう。 又、画像に関しても、大きいサイズで録画が可能な『PV-500』の方が、証拠撮影に適しているといえる。 あえて『PV-500』の弱点を挙げるとするならば、外部入力による撮影にのみ特化している為、その他の用途で使用することが殆どできないことぐらいだろう。 今回の検証では『PV-500』が勝ったが、『PVR-H160』にも他のモバイルレコーダーには無い特殊な機能が備わっている。その機能とは、いわゆる『画像安定装置』等についているスペシャル機能と呼称される機能がそれにあたる。 PVR-H160に、ダイレクトに接続するだけで、特に改造の必要も無く記録ができるので、そちらの機能があることを考慮すると、評価も変わってくるところだろう。 |
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